修復的愛着療法(ATTI)とは


愛着(アタッチメント)理論とトラウマ治療、そして家族療法を柱とした様々な手法を統合した心理療法です

2週間の集中治療で、アタッチメント対象となる養育者への支援と心理教育、治療的介入から始め、子ども本人への治療的介入を行います。

愛着障害の子どもたちに対する取り組みで日本よりはるか先を行くアメリカでは、ATTI(Attachment Treatment & Training Institute)で行われている修復的愛着療法が大きな成果を上げています。豊富な臨床経験を持つ、リヴィー博士と故オーランズ心理士のユニークで愛情あふれるアイディアが盛り込まれた素晴らしい治療法です。

修復的愛着療法を考案したテリー・M・リヴィー心理学博士
テリー・M・リヴィー心理学博士

ご注意ください!

愛着療法と修復的愛着療法とは全く別物

 愛着障害の治療は1960~70年代に主に、クライン博士とエバーグリーン市の愛着センター関係者によって「愛着療法」が作られ、全米に広がりました。

 ところが、再誕生(Rebirthing;毛布にくるまれ大人何人かの重さに抗って生まれ直す)を伴う集中治療中に子どもが窒息死したり(2000年)、家庭で子供を檻に寝かす愛着療法ペアレンティングを受けていたケースが摘発される(2005年)などの事件を受け、愛着療法反対運動が起こっています。

 しかし、強制的で死亡事故を起こした「愛着療法」とATTIにおける「修復的愛着療法」は、ともに同じエバーグリーン市にあり、名称も似ていますが全く別物です。

 リヴィー博士、故オーランズ心理士は強制を服従を用いる実践には明確に反対しています。

「愛着障害を持つ子どもたちが非常に挑発的な行動を示すのは、深い恐れと恥への防衛的な反応であり、強制的な介入を用いる根拠は一切ない。情動を扱うためには、条件づけられた情動反応を活性化することが必要だが、大人はサポート源であるという感覚を促進し、個人の対処能力を超えない方法でのみ行う」という姿勢をハッキリと示しています。